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ボーはおそれているのkuutaのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.0
アリ・アスターの新作は愛着障害のある毒親と精神疾患のある息子を描いたダークコメディ。

ホアキン・フェニックス演じるボーの見ている世界が現実なのか妄想なのか、母の待つ実家にはなかなか辿りつかない。信用ならない語り手によって語られる狂気あふれる母を訪ねて三千里、あるいはすべては母の手のひらの上なのか。

最後にクレジットが表示された瞬間、「うそん!」と思って思わず吹き出してしまった。

それにしても、ホアキン・フェニックスの強さよ。何に出ててもどんな役でも彼のものになってしまう。
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