りょ

ボーはおそれているのりょのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.0
監督と脚本がアリ・アスター、上縁時間が179分、加えて主演がホアキン・フェニックスという事でかなりの覚悟を持って鑑賞。
こんな変態映画、そんなに人は入っていないだろうと高を括ってたが、結構なお客さんの入り。
なんや同類の人も結構おるやん、とちょっと気持ちが楽になったところで上映開始。

おそらくボーの主観で母へのゆがんだ愛情や憎悪が、ボーの感性やら感情やら記憶から映像化されてるんだろうけど、こんな極端な環境に置かれて生きてきた人の内面なんか理解できるわけがない。
ただ観てて次はどんな映像を見せてくれるのか、どんな変態性を見せてくれるのか、カットが変わる度に期待している自分がいる事に気づく。
結果的に179分という尺もあまり長くは感じる事が無かった。
とはいえ、やはり分からんものは分からんのでもう一回と言いたいところではあるけれど、その体力があるかといえばちょっと微妙なところ。
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