会話劇を中心に時系列も入り乱れてるのでかなりの集中力が必要だった。
とにかく情報量が多くて頭フル回転でシンドイ。
それでも緊張感のある映像に音楽、重厚な演技が続く中での実験映像の激しさ。
あっという間の180分。
オッペンハイマーの苦悩と後悔。そして希望。
日本人として受け止め方が難しい面はあるものの、物理学者として、愛国者としてのアイデンティティーを守る為にはやらない選択は無かったのであろう。
「日本側から見た描写が...」とか聞こえてきたりしたけど、もし日本側の描写があったらこの映画自体が破城してしまうし、日本人である以上、ただただ受け入れ難い作品になってしまうのではないかな。
必要があるのであれば日本人がアンサーとして映画を作成すべきかと思う。
とにかくちゃんと日本でも上映してくれたことで、この作品を劇場で鑑賞できた事に感謝。