松田

ボーはおそれているの松田のレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.9
きがへんになりました!
ホアキン・フェニックスとアリ・アスターの最恐コンビが誘うのは、現実のような悪夢もしくは悪夢のような現実!?

ボーはおそれている…というタイトル通りに常に何かしらの物事が観てる我々の不安や焦燥を掻き立てる。
何も上手くいかないし出来ないままに展開されて転がり続ける物語は、呼吸が浅い時に見る悪夢にうなされているかのような体験だった。
悪夢みたいに非現実的な事も起きるが厄介な事に、現実的な不快感やストレスが度々出てきた気がする。
みた人はたぶん分かるが、言葉にするのが難しい…誰かに伝えられないもどかしさ、そのせいで上手くいかないと思うのだろうかという自身に対する猜疑心とか…
自分はこういった感情が刺激されて、もうこの歯痒さホントに叫びたい。

Wikipediaにぜんぶストーリー載せるする人も流石に書けないだろう!
文章化出来ないし説明出来ない事しか起きないので、たぶんネタバレされても意味不明になる可能性が高い。
その点軽く下調べしても安心して鑑賞出来るかもしれないが、観終わった今でもなんだか不安でいっぱいだ…
松田

松田