ニャキヤマ

映画:フィッシュマンズのニャキヤマのレビュー・感想・評価

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)
5.0
フィッシュマンズというか佐藤伸治という男のドキュメンタリー。

リアルタイム世代ですが特に思い入れはなく、当時は渋谷系(というか小沢健二)にどハマりしていて、彼らはグラミチとかパタゴニアとかアウトドアブランドを着たり、時代を先取りしてキャップを斜めに被っていたりと、オシャレな印象しかありません。
しかし、オザケンのバックバンドをやってた木暮さんも参加してるし、友だちも絶賛してるし、、仕方なくバイト代を貯めて買った「空中キャンプ」を聴いて「ジャッケットださ!声キモ!!」って当時思った思い出があります(その後「宇宙 日本 世田谷」も買いました)。

大人になって聴き返したらホントにワンアンドオンリーな存在だなとたまに聴いたりします(特に、タイトルも変な「すばらしくてNICECHOICE」が大好きです)。

本作を観ると映像だけでも説得力がある、とにかく佐藤くんのキュートさとカリスマ性ですよね。初期の売れ線を目指していた頃も新鮮で、とっても可愛いかったですし、改めてめちゃくちゃロックな人だったんだなと感服しました。掴みどころが無い人のイメージでしたが、本作を観るとより拍車がかかりました。。それにしても詞先って!

そして本作の主人公といってもいい欣ちゃんこと茂木欣一さんのポジ思考が素晴らしいです。

「一生の宝物です。奏でるメンバーがいる限り続けようと思います。」

この作品を観て帰り道にフィッシュマンズを聴かない人はいないんじゃないでしょうか。あー、一回ぐらいライブ見てみたかったなー。。
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