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ファイナル・デッド・ツアーのseishirowのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原題はペッカーヘッドおじさんだが邦題で勝手にファイナル・デッドを付けられた作品。

売れないパンクバンドが営業の末にツアーに漕ぎ着け、大きなステージでの演奏も約束される。だがそのツアー前にクルマが差し押さえられて、やむなく車を所有してる怪しげな人物と同行することになる。その人物は深夜に30分、人食いの化け物に変身してしまう体質なのであった。

基本コメディ映画なのでゴアな殺人シーンもコメディタッチなのだけど、やはり手に負えない化け物であると気づいてからのバンドメンバーの窮地も多少のスリルがあって良い。
展開がしっかりしているが、コメディ要素を続けるかトラジディな展開にするか迷ったりしなかったのだろうか。結局シリアスに変わるとしてもそれまでの主人公たちの頑張りや、ペッカーヘッドへの不信から打ち解けるまで(裏切られるわけだが)の過程などは青春的で良かった。マックスのキャラも。
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