このレビューはネタバレを含みます
トレイラーに惹かれて鑑賞。
鬼太郎は世代的には4期で知って毎週観ていたのと、レンタルで3期以前の映画を観たり、5期はちょいちょい、墓場鬼太郎は観て、6期は猫姉さんが好きで半分ちょっとくらいは観てたかな...といった程度のかなりライト層のファン。
本作は鬼太郎の父親の話で時代設定が良い雰囲気の時代ということ、主人公の声優が木内秀信さんというところも惹かれたポイント。そんな感じでちょっと面白そうだな〜という程度の気持ちで観に行ったら、予想を遥かに超えるめちゃくちゃハードモードな半端ないものが出てきてびっくりさせられた...！傑作。
上述したように時代設定が戦後10年くらい経っている時代なのでまず雰囲気がバッチリ。舞台が俗世と隔絶された村というところもバッチリ。イカれた村(というか一族)の慣習を入れてくるところもバッチリ過ぎる。一族の謎の悍ましさも宛ら、鬼太郎の父ゲゲ郎が村にやってきた事情とその結末も悲劇。よくこれだけ上手く纏めたなと。
どんな環境になったとしても、人としての尊厳は失わないようにせねばなとしみじみ思った。あと今回のヴィランのクズっぷりレベル高いなぁ。。
