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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎のBROOKのレビュー・感想・評価

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2023年11月25日
パンフレット:950円(あい色版)


子どもを、頼む――!


11月17日公開で、全く気にも留めていなかったんだけど…
あまりにも評判が良いので、急遽鑑賞してきましたー!
人気のため、既に入場者特典は終了(涙)
ま、公開から1週間以上経過したので、これは仕方ないか…。
某所に画像が出回っているので、観終わってから確認しても良いかも。。


「ゲゲゲの鬼太郎」は昔、良く見ていたアニメだが、最近のシリーズは全く知らず。
あくまで鬼太郎の誕生までを描く前日譚となっているので、いろいろと知らなくても問題無い。


映画は、山田という記者が”ゲゲゲの鬼太郎”の取材のため、哭倉村へと向かうシーンから始まります。

そんな彼の前に鬼太郎とねこ娘が現れ、引き返すように忠告。
それでもついていく山田はトンネルを抜け、哭倉村に到着。

村は荒れ果てており、山田は朽ちた家の中で床が抜け、落下…妖怪を遭遇。


1931年、東京…
龍賀製薬の時貞が亡くなったとの知らせを聞き、血液銀行の水木が、気にかけてもらっている龍賀製薬の社長の克典を訪ね、哭倉村へと向かうことに。
だが、本当の目的は血液製剤”M”が何たるかを調べるためだった。

道中の列車内で、見知らぬ男から死相が出ていると言われ、我に返ると、その男は消えていた。


村に到着し、早速、龍賀沙代と時弥と知り合いになる水木。
克典のもとへと赴き、ちょうど時貞の遺言書の発表の場へ。

龍賀家は長男の時麿が継ぐことが発表され、成人したあかつきには時弥がその次の代となることが決定。
納得いかない克典だったが、突如、地鳴りのような音が聞こえ、集まった人たちは動揺。


代々伝わる祭事のため、籠ることになった時麿だったが、翌朝、左目を刺された状態で発見される。
そして、その犯人として、村に入っていた怪しい男が連れて来られる。
その男は水木が列車内で目撃した男だった…。


あー、これは評価が高いのも頷ける♪
ホント面白かった!!

ただね、グロいシーンが多いので子供向けではなく、大人向けの作品であることはたしか。
刺さった鉄パイプを目玉が通って、、、(略)

内容も子供だと理解出来ないと思う。


前半は横溝正史の「犬神家の一族」の世界っぽい。
大富豪の家で巻き起こる連続殺人事件で、その殺され方も横溝ワールドという感じでした。

中盤から、妖怪がほんのりと登場してきて、少しファンタジーになりつつ…
後半は妖怪アクションへと変貌。

幽霊族の男、ゲゲ郎のアクションシーンがふんだんに♪
狂骨とのバトルはめちゃくちゃ盛り上がりますよー!


終盤は涙涙の展開になったり、ゲゲ郎と水木とのバディ感も良きで、
観ていて満足満足。

きちんと現代パートで、”決着”もつけてくれて、伏線も綺麗に回収。


ラストシーンからエンドロールの漫画、エンドロール後の映像と…
この辺りは設定を知らないと、ん?的な感じもしたけど(汗)


とりあえず、観て損は無い作品です!
口コミでさらにヒットしそうな予感。。
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