年末年始は横溝正史!な我が家にうってつけの一作。村の風習から大家の三姉妹、謎の奇人や禁地などなど、横溝作品っぽいミステリーの作り方が良い。
空軍・海軍など、戦争の表向き華々しいかっこいい側面をテーマにしたのがゴジラなら、こちらは陸軍や歩兵、戦争特需とその裏の犠牲者など、戦争の負の面をテーマにしている。
鬼太郎のお父さんの声優が関さんで、昔のお父さんはやたらスタイルがいいので、これは女子人気がでるのも頷ける。奥さん思いなところも泣かせる。
また、相棒となる水木も、タバコの似合う哀愁漂う男で、自分の芯があるところがいい。そんなならずもの2人の関係性が、おどろおどろしい内容の清涼剤になっている。個人的にはゴジラよりこっち派です!