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ココ・シャネル 時代と闘った女のsimpsonsのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

徹底した利己主義で全く共感できず。
結局出自から来る妬みなんだろうけど反ユダヤ主義で、ナチス将校の愛人、特に反ユダヤ法を利用してユダヤ人実業家から会社を奪おうとした話とか、有給休暇、労働時間の短縮、雇用契約の締結を求めた労働者を全員解雇した話とか、倫理観が無い。
それでもあらゆる男をパトロンにして惹きつけたのは何か魅力があったのだろう。でも愛人にはなれるけど身分上結婚はしてくれないことに対する怒り、悲しみ。(公爵たち、愛人多過ぎやし遊び過ぎ!)
時代と闘ったというよりも、むしろマッチしてのし上がったという印象。

1939年フランスでも再び戦争が始まり、戦時には誰も服を買わないと、3000人の従業員を解雇し店舗を閉鎖した決断はなかなかできない(香水店だけで十分収入が得られたらしい)

「私にとってお金とは自由に他ならない」
リッツのスイートに住み、お金も名声も手にしたけど最後は孤独。
シャネルに対する憧れも興味も無かったしきっと高すぎるだろうし買ったこともないけど、これからも無いと思った。
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