あしたか

ノーカントリーのあしたかのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.6
[あらすじ]
ベトナム帰還兵のモスは、テキサスの荒野でギャングの死体たちに囲まれた200万ドル詰めのトランクを発見する。誘惑に負けた彼はトランクを抱え、逃亡の旅に出る。消えた大金を取り戻すためにギャングに雇われたのは、オカッパ頭の殺し屋シガーだった。


難しさ★★★★★
奥深さ★★★★★

めちゃくちゃ難しい。少しでもわかるとめちゃくちゃ面白い。凄い映画だ。

カットやカメラワークの一つ一つに物凄く重大な意味があり、なんとなく見ているだけでは要所の意味が理解できない、それくらいの鑑賞難易度を持つ作品。
だがそれがいい!何度でも見たくなる情報の濃さ。
ストーリー面でも含蓄に富む台詞などが多数あり、その背景を探る作業もまた楽しい。
単純なストーリーラインだけでなく、作品テーマなどの深い部分も詳しく追う価値のある作品。

少し毛色が違うが、邦画だと『三度目の殺人』なんかがこれに近い難易度の作品だと思う。
あしたか

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