レオン

ライダーズ・オブ・ジャスティスのレオンのレビュー・感想・評価

3.7
デンマークのアカデミー賞に相当する、ロバート賞で4冠受賞に惹かれ視聴。
が、視聴後よく調べると主演女優・助演男優・作曲・視覚効果などの受賞で、作品賞や脚本賞などは受賞していない。 タイトルやサムネ画像から、バイカーのコメディ物語と勝手に想像したが、組織の名前だった。

序盤、わずかな描写で物語を進め、「おっ!やはり中々の作品!」と感じたが、ミケルセン役の唐突な行動など、気になる点が沸きだし、脚本もアンバランスに感じる。

人物描写はかなり上手く表現していて、皆、心に病があるのが伝わる。 が、ミケルセン役は元軍人なら、実際には逆の行動を取るというのが、他作で描かれる事が多いので少し違和感。

アクションや情報収集シーン等もかなり本格的で、人物にも深掘りしいていている反面、物語自体が結局そうだったの? と取って付けたような展開に、感情がやや離れる・・。
やはり脚本賞をとれてない訳がその辺から理解出来る。

娘役の少女(アンドレア・ハイク・ガデベルグ)が、見た目は全く普通の女の子なのに、各シーンでの心理を控えめにも上手く表現し、かなりの存在感を示す演技に、主演女優賞獲得にも納得。 

まあ全体的に佳作ぐらいの★評価。
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