愛する努力はしないけど愛されたい。何もできないけど認められたい。世界と関わる勇気も持てないくせに世界の中心にいたい。
歪んだ自意識と承認欲求を“我々乙女”は“戦争を仕掛ける”とポエティックに語る卑怯者の物語。
この主人公のしょうもない感じ、「青くて痛くて脆い」と似てるなと思いながら見てました。
彼らが何と戦ってんのか/何が不満なのか全然分からなくて、柄本佑はどこまでいっても小悪党で、パーティーの描写がダサくて、二宮健監督ってこんなんだっけと思ったけど、元々役者を美しく切り取ることにしか興味のない人でしたねと。
池田エライザが歌うシーンが彼にとってはクライマックスで、後はどうでもいいんですねきっと。めっちゃ長かったけどそれに耐えうるくらい美しく強かったし。
繰り返される逆さまのモチーフでご丁寧何度も教えてくれる「世界がひっくり返る」のはわかったから、で??ってずっと思ってた。
あと池田エライザと永瀬廉では格が違いすぎた。