「仕掛人 藤枝梅安」見てきましたー
脚本はバーボンをストレートでグイッと呑った時のようなハードさがありつつ、番茶を飲んだ時のような安心感と安定感のあるまさに「時代劇」と言う感じの1本
光の演出がすごく良くて、仕掛人という裏稼業にはメインで明るい光が当たることは少なく、陰りがちな冷たく薄暗い雰囲気で、雰囲気をしっかりたたせてくれている、わびさびにも似た感情がありました
役者の演技も良く、豊川悦司の梅安先生の寡黙で真の硬さを感じさせる演技もよし、片岡愛之助の歌舞伎役者ならではの目で魅せる演技も格好よく、天海祐希の悪女も肌が粟立つほどの色気と怖気が立ち上っていて、目が釘付けになること請け合い
2部作のうち1作目が今回、引きのCパートもしっかり心をつかむ出来で、4月の2本目も楽しみです