Sasada

先生、私の隣に座っていただけませんか?のSasadaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見た目以上に壮絶で容赦ない復讐譚。面白かったです。

互いに漫画家の夫婦。夫の浮気に気づいた妻。妻が描き始めた“不倫漫画”は現実そのまま。夫は焦り、不倫相手も巻き込んで、、というお話。

「不倫されたから不倫し返す」では物足りない。
パートナーに不倫される気分を味あわせ、
漫画家としての仕事と引き換えに毎月自らの犯した罪と向き合わせ、
きっちり彼の目の前から消える。

佐和子はこれから新しいパートナーとの生活が始まる一方、俊夫は金を稼ぐために自らの不倫をフィクションというテイで描き続け、でも近場の関係者は編集長を筆頭に事実を知っている。たしかに「うそぉ」と言いたくなる。

ただまあ俊夫はダメすぎるよねえ。
償うチャンスを逸し続けて、その癖妻の不倫には機嫌悪くなって、「心が動かない」から描けないと宣ってみせる。柄本佑でもそれは、、というキャラクターでした。
Sasada

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