このレビューはネタバレを含みます
「あいのうた」って副題がダサすぎて観る気が削がれてたし展開も演出も全部ベタだけど、涙はボロボロ出た。
無音になったときに「ああ、聞こえないこういうことなのかな〜」って実感がガーっと襲ってきて、その中で彼らなりに「聞こう」とする姿に涙がボロボロ。
周りの人をキョロキョロ見ることでしか想像できないんだけど、その感じ方もなんか良いなって思わされて。
聞こえないから、見る、触れる、手で話す。
彼らだけの特別な感じ方、表現が胸に迫る。
「特別な存在になりたい」と思う人間が増えた一方で、自分の意志とは関係なく生まれたときからマイノリティ、しかも二重構造で社会でもマイノリティ家族の中でもマイノリティって状態で生きるのがどんだけハードか。
でも、だからこそ美しさは際立つ。
湖でのキスシーンは2022年で見たキスシーンで一番良かった◎◎
パパ役激シブでサイコー。