自分以外の家族全員が聾者の家庭で生きてきた主人公。
家族の耳としての生活を強いられてきたが、高校で合唱部に入り、才能が評価されていく。
自分の夢を優先するか、家族を支える人生を選ぶか。
全員が家族のことを想ってすれ違う。
歌声を聴けない中で夢を応援できるか。
自分たちの生活が不便になっても娘の夢を応援できるか。
無音のシーンで歌声は聞こえないが、周りの反応で娘の才能があると感じ取るシーン、
娘の口の震えで歌声を感じる父のシーンが好きでした。
無音のシーンは聾者の生きづらさ孤独感を感じることができて、とても印象的でした。
全体的に下品な発言が多めです。
この家族が世間一般からかけ離れたコミュニティを作っていることを表しているのかなと思いましたが、あまり観ていて気持ちのいい感じではなかったです。