このレビューはネタバレを含みます
コンセプトの時点で勝ちだと思ったけどホントに勝ってた
展開は王道かつ諸々鬼シンプルながらグッともってかれる。殊更に盛らないのがいい。主人公エミリア・ジョーンズの芯の太さと、親父役トロイ・コッツァーの可愛げの勝利でもあるよな
このネタでココは通るだろうという3つのポイント、①無音演出②音の振動への変換③手話付き歌唱、がそれぞれ完璧な(かつ、その予感を程よく忘れた)タイミングで配置され、それぞれの視点を立て、繋げ、最終的に主人公のアクションとして結実してそりゃ泣ける
手話の使い方撮り方も良い、この家族は絶対に向き合って会話するからいい
手話だからこそセリフ上の感情表現はストレートなのが面白い それでも静か
演出、控えめなのか朴訥なのか無策なのかわからんけど嫌いな温度じゃない 功を焦る感じがないのはいいこと