コーダ あいのうたの拓馬のネタバレレビュー・内容・結末

父親が俺の為だけに歌ってくれと娘に求めるシーンに強く心打たれた。

言語能力を習得する以前に、幼少期よりも前から失聴してる人が音楽という文化に理解を示せる訳がない。
実際娘のコンサート中も晩御飯はパスタが良いなどのクソどうでも良い会話を挟むぐらい関心は薄かったのだ。

そんな父親が娘の歌を、喉の振動に指や手を当ててみたり、声量を上げてくれと求めたり、どうにかして音楽を理解したい、夢を感じ取りたいという姿勢にグッときた。

その想いに呼応するが如く、入学試験もルビーは自分の評価なんて二の次で、歌を通して家族に愛を届ける事が目的となるシーン、上記のフリが効きすぎて本当に泣いちゃう所だった。

劇場で観るべき映画すぎる。