秀ポン

シン・仮面ライダーの秀ポンのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
1.8
つ、つまんね〜。

実質の伴ってない空虚なレスバに終始する映画だった。

「辛いという字に横線を足せば幸せになる」
これとか笑っちゃったし。だから何?って感じ。

「食事はただの栄養補給」
って言い切る効率厨のルリ子が
「組織を抜けてから世界の豊かさを知った」
とか言い出したのもちょっと笑った。いやいや、はなから豊かさを味わう気なかったじゃん。
(ここに限らず、ルリ子のキャラは前半と後半で別人かな?ってくらいに、過程もなく不連続に変わる。まるで虫の変態のように)
(これは言ってみたくなっただけ)

苦笑であれ笑えたのはそれくらいで、他はずっと退屈だった。
一般人を出さないことからも、空虚なレスバ(良いように言うなら形而上学的な討論)だけで進む、削ぎ落とされた話にするんだ!っていうのはある程度意図されたものだと思うんだけど、じゃあ最後に主人公達に「人生の豊かさが〜〜!!」みたいな素朴なこと言わせるなよって思う。
なに勝手に生きる実感みたいなもの持ち出してんだ。お前らも空気読んで同じルールでレスバしろよ。

戦闘も微妙だった。
唯一、敵味方総じて変身はカッコよかった。
呟くような「変身」、程よく力の抜けた感じがとても良い。
あと浜辺美波が可愛いのも良かった。

最後に米津玄師が主題歌を歌ってくれたらまだ救われたかもしれないな、とか思った。なんか雰囲気を邪魔しないような、自己主張のない曲が流れてたけど。

友人に「めっちゃつまんないので見て」と言われて見たし、仮面ライダーのファンとかでもないので、つまらないものを見せられた怒りは全くない。
今後もシンシリーズはアマプラで追って行きたい。(友人に見ろと言われたら見る、くらいの温度感で)
秀ポン

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