明石です

女と男のいる舗道の明石ですのレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
4.3
憧れのパリにやってくるも、現実の厳しさに揉まれ、娼婦へ身を落とすことになった女性を取り巻く12の風景。どこか世慣れていない、けれども年不相応に疲れたような当時22歳のアンナ・カリーナの演技に見惚れる。デンマーク出身の彼女、本作撮影の5年前までは映画出演はおろかフランス語も喋れなかったことを考えると、超人だなと思う。しかし何たる不条理なラスト、、それでいてちょっとちょっと笑えるのずるい。

——好きな台詞
「街の灯がともる時、夜の女の愛なき夢がひらく」
明石です

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