アァーーーーーー

女と男のいる舗道のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
4.1

なんか。

結婚したい女性と出会って、
高嶺の花だと分かりながらもアタックし続けて、
フラれて、
自分の作った映画がヒットして、
金と権力を手に入れて、
フラれた女性と結婚できた。

その猜疑心、懐疑心、
不安を全開に投影して、当の本人に演じさせた様な印象。

「アンナカリーナは本当に自分を心から愛してくれているのか?」

映画も12節からなる各セクションは、意味ない様で意味ある言葉、どうしようもなく娼婦に落ちてゆく女性の過程、そして最後まで分かりやすく、分かりにくく進む。
特に、最初の方に出てくる鍵を盗もうとするシーンが謎。
自分の住んでた部屋の鍵を家賃未納で追ん出されてるって事で良いんすかね?

途中のカフェからの銃声部分のジャンプカットは久々鳥肌が立った。
あと喫茶店での壁紙?も「おお!」となった。
意味があるのかないのか、やたらと手ブレなく横移動、パノラマで撮れるのを多様してたりするのが初期作品らしくて好感。

ゴダールの映画は、
基本的に女性を疑って
「本当はこう思ってるんだろ?」
というモテナイ男の奥手で女々しさ全開の女性軽視、女卑感が漂ってて好きだ。
アァーーーーーー

アァーーーーーー