愛の田中圭特化型レビュー

そして、バトンは渡されたの愛の田中圭特化型レビューのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
5.0
まずはネタバレ無しの感想を

この作品、絶対に原作を読む前に見た方がいいです!

なぜなら映画版はサプライズで泣かせる要素が強いから。

『真実を知ったことによる感動』の比重が大きくて、

バラバラに撒き散らされて示されていたピースが、カチッとハマることによる感動というのに重きを置いているからです。

そして、もう一度見て、さらに泣く...という宣伝通り、

結末を知ってから、もう一度見ると、
あぁここも!ここにも!とばら撒かれた伏線やヒントがたくさんあるので、2度目3度目で気付く発見もたくさんあると思います。

映画は原作よりもかなりドラマチック。

2時間で確実に泣かせる構成で、その点でとてもよく練られていて完成度も高いです。

不幸な境遇のはずなのに、悲壮さを感じさせない主人公、優子ちゃんの声が、

芽郁ちゃんの鈴を転がすようなファルセットで聞こえてきた瞬間、なんて素敵なキャスティングなんだろうと心の中でスタオベしました!

映画にはそのあたりが少ししか出てこなかったのですが、すっとぼけてトンチンカンで飄々としていて、なりふり構わずで、ダダっ子要素もある森宮さんが大好きなので、

私的にはそのあたりをもっともっとたくさん見たかったという思いもあり...。

クスッと笑わせる会話や、ほっこりする日常の温かさに溢れた優子ちゃんと森宮さんをメインにお話が進む原作が、連ドラになったりしたらいいなぁなんて思いました。

(もちろんその時も、森宮さんは田中圭さんで❤️)

映画を観られた方は、

完全ネタバレでnote(無料記事)に書いたレビューを見てくださると嬉しいです💕

↓↓↓noteリンク→https://note.com/raspberry_time7/n/nc73f06126d05

原作は"父ぶってるのになりきれない”子供っぽい森宮さんと優子ちゃんの繰り広げる、かなり可愛い日常の物語。

〜記事抜粋〜 私の体感では、原作の森宮さんは分量も田中味も映画の3倍!

映画がハッピーターンとしたら、圭くんで当て読みする原作は、ハッピーパウダー増量のハッピーターンぐらい、幸せ増量間違いなしです。

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ここからは映画を観る前に書いた原作本 への感想です。

原作本の感想

役設定と本の紹介などで情報が出ている程度の【ネタバレあり】

最後の三分の一は、ずっと涙が流れたままで一気に読み切ってしまいました。

といってもそれは、悲しみとか、激情とか、激しい歓喜の涙ではなくて、
子供の卒園式や、自分の卒業式にホロホロと流れて止まらない涙のような感じです。

ドラマチックな事件は起こらないけれど、
優しく温かで穏やかな愛情に満ちたお話。

波瀾万丈なはずの人生を、『困った。全然不幸ではないのだ』という主人公(永野芽郁ちゃん)。
ここのセリフがもう、芽郁ちゃんの鈴を転がすようなファルセットで脳内再生されて、なんて素敵なキャスティングなんだろうと心の中でスタオベしました!

父親役の森宮さん(田中圭さん)は、まじめな東大卒のエリートサラリーマンだけど、あたたかくてトボけた持ち味の、優しく穏やかな人。
35歳で血の繋がりのない高校生の娘と暮らす父親。
見た目はスラッとした塩顔イケメン。

梨花さん(石原さとみさん)は、美人で華やかでチャーミングで自由奔放。
だけど、子供のことを心から愛して、その幸せを何よりも大事に思っている。

優子は若い父親の森宮さんと2人暮らし。
くすぐったいような、優しくトボケた深い愛情に包まれて、高校、進学、恋、就職と大人になっていくまでの優しい日常の物語。

キャストは3人とも原作のイメージにぴったりだし、この人たちで見てみたい、とさらにワクワクさせてくれるキャスティング。

キャスティングだけで、もう映画が成功したようにさえ感じます。

映画でそれぞれの魅力的な役者さんが
どのように演じてくれるのかとても楽しみです。

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〜〜そして映画を観終わった方へ〜〜

私が映画と原作が違うなぁと思ったところをここで書ける範囲で触れておきます。


映画はとても良く練られた構成でドラマチックに泣かせてくる感動のストーリーで、とても完成度も高く素晴らしい作品でした。

映画では伏せられていたカラクリがわかっているだけに、映画の一度目から大泣きし、

実際、鼻が詰まって最後、口呼吸になるほど泣き崩れたのですが、

原作とはまた別のテイストの物語でもありました。

まず一番の衝撃は、ラストの梨花さん
え?〇んだ?と、ビックリ。

また、森宮さんが新しいお父さんとして白羽の矢を立てられた理由が、私はとてもとても好きで、いかにもこの物語らしいエピソードだと思っていたのですが。
高学歴、高収入で貯金のある商社マンという面が全面に押し出されていたところ、

ちょっと梨花さんが悲壮すぎたところ、

みぃたんの、なかなかの不幸っぷり。


原作の優子はもっと明るく飄々としているイメージで『困った、全然不幸ではないのだ』という、
不幸な設定に置かれながら不幸を感じずに生きている主人公、不幸にさせなかった周りの温かい愛情、というのが、この物語の特別な、良い意味で奇異なところ、

物語の"軸"だと思っていたので...

ほっこり系から、ドラマチック系へと、

かなりテイストがチェンジされているイメージでした。


なので、やっぱり大好きな原作の良さも語りたい...というわけで、映画のレビューの場で書くのはここまでにして...。


続きを読んで下さる方は、

私が原作と映画の違いについて、完全ネタバレでnote(無料記事)に書いたレビューを見てくださると嬉しいです💕

↓↓↓noteリンク→https://note.com/raspberry_time7/n/nc73f06126d05

『そしてバトンは渡された❤️原作と全然違ったよね👀👀
完全ネタバレ(映画見るまで絶対に読まないで欲しいレビュー)
原作は"父ぶってるのになりきれない”子供っぽい森宮さんと優子ちゃんの繰り広げる、かなり可愛い日常の物語』

〜記事抜粋〜 私の体感では、原作の森宮さんは分量も田中みも映画の3倍。
映画がハッピーターンとしたら、圭くんで当て読みする原作は、ハッピーパウダー増量のハッピーターンぐらい、幸せ増量間違いなしです

愛を叫ぶ(田中圭マニア)


2021.4.16
予告編&ビジュアル解禁
https://twitter.com/warnerjp/status/1382823205224603648?s=21

公式インタビュー動画Twitter
https://twitter.com/baton_movie/status/1382891502486032393?s=21

インタビューフルver. 公式YouTube
https://youtu.be/9IIZSSmiD8M

永野芽郁ちゃんのインタビューより抜粋

撮影現場でお会いした田中さんは「森宮さんがいる!」と思わず口に出てしまうほど、原作のイメージ通りの森宮さんでした。