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そして、バトンは渡されたのTERUTERUのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.9

[ そして、バトンは渡された ]


限りなくあり得ない話ではない、
優しさのバトンを繋げ、
愛するからこそ走れる、

命みじかし、愛せよ乙女。
その愛の真実は新たな旅立ちの日に、
ゴールなんてない人生のバトン渡しへ。

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すこし寒くなりましたね、秋を感じてきましたよ🍂
そんな肌寒い季節にほっこり暖かい映画をご紹介、試写会にて一足先に鑑賞、有難うございます✨

瀬尾まいこ作『そして、バトンは渡された』
これは!本屋に行く度前に沢山並んでいた人気の作品!ってすぐに気づいたのだけれども一度も読んだことはなく、「お金に余裕があったらね~」で忘れた頃にこうして映画化して読んでおけばの後悔極まりなし!

てことで本編鑑賞、感想は…うん、いい話や~✨
豪華キャストが全員優しすぎる案件。誰も恨めない、誰も憎めない、心が洗われるような物語。家族でロールキャベツを食べたくなるような、ちょい飯テロ青春ピアノの破壊力作品です。これを観れば芸術の秋、食欲の秋、映画の秋は堪能できるでしょう。


“石原さとみ”がとにかく容姿端麗すぎる案件。
美しすぎるあまりに浮いているようにも見えるが、すべてはある理由の為。金がなくても目的の為には美しくあるべきことに全てを許してしまうラストへ。そのバランス感覚が妙に複雑だが、
「ま、許そうや」
で終われる不思議なトリック。男性の方は美人な妻に経験ありそうでなさそうで。
女性の方はこんな母親を見習いたいと思った方は娘が泣くのでやめとけ。
とにもかくにも人のやり方選択は人それぞれ、お財布の中身とお子さんの表情は五十の縁(円)でも幸せはごまかされませんぞ。


“田中圭”のダメではないけどおっちょこちょいな父親は似合うんだよ案件。
今回もベスト1位に輝けるほど理想のパパにランクインでしょう。
料理をこなすパパは最強。名言勃発、
「料理の醍醐味は、お皿に盛りつけてこそ美味しくなるんだ」
「優子ちゃん(娘)のおかげで料理が好きになったし上手なったんだよ」
「お嫁さんと子どもが両方いっぺんに手には入る、こんな最高なことないよ!」

あんた優しすぎるんだよぉぉぉ!!!と突っ込みたくなったが、
いや、まてよ、これがベストな答え方なのか!と上書きされました。ありがとう。
そんなこんなでやっぱり田中圭が好きになる物語であるのだ。


“永野芽郁”泣かないで案件。
始終ずっと笑顔で登場、母親(梨花)の「笑顔でいれば幸せになれる」この言葉を胸に笑顔を絶やさない。
いつかジョーカーみたいに豹変しないか不安になりつつ、今年公開してた『地獄の花園』みたいに激オコしないかビビりながら観てました。
でもいちばんは泣かないで芽郁ちゃんと思いつつ一緒に泣ける映画でしょう。


この映画の結末はタイトルに感動する…案件。
もうこの本が人気になるわけだよ!と思いましたね。
個人的には結婚する前に付き合っている方と観る映画でも感動できるな~って思う!
もちろん家族で観るのも良いけど、成人になった娘と一緒に観るとこの感動はもっと深まるんだろうな~って思います!
親の偉大さに完敗。この映画を観終えた後に自分の親に聞いてみてください、
「お父さんとお母さんはどうやって出会ったの?」

自分の人生に幸せな「バトン」を渡されている事、
この幸せな「バトン」を次に託す喜びを忘れずに、
人生を走りましょう。ゴールのない末永く幸せな人生へ🏃‍♂️🏃‍♀️💕


さて、この映画の素晴らしさを語った!読んだ方にバトンパス、
次の人へ感動を託してね👋


2021/№044
TERUTERU

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