ムック829

そして、バトンは渡されたのムック829のレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.8
次々と親が変わっていく娘優子の話。

ちょっと設定はあり得ない話かなと思いますがそこは映画なので置いておくとして。
もう優子の高校卒業までは完全に想定通りの流れで意外性はなし。そしてあざとく泣かせにくる演出。
これがやりすぎで自分みたいな天邪鬼は逆に泣くのを我慢してやるぞ、となってしまった。
隣で観ていた嫁は普通に泣いていたので泣ける映画には違いないんでしょうけど。

永野芽郁の子供時代にぴったりすぎる子役にはびっくり。よく探してきたなと感心。
あとは田中圭の演技が非常に良かった。まあいつも通りなんだけど、役柄のせいか凄く良く見えましたね。

逆に石原さとみの演技がオーバーすぎて浮いていたのが残念。最後の演出を隠すためかもしれませんが、ちょっとやり過ぎだった。
本当の親はあんなオーバーに接したりしないですからね。あれ?実母ではないから故にあの演技なのか?わからん…。
そして彼氏のピアノ、あんなに感動するアンパンマンのマーチは聞いたことがなくて痺れた。

とにかく嫌な人が出てこない映画で、みんなが優子を愛し、子供を愛している一本芯が通った映画でした。
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