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王朝の陰謀 謎の壁画と舞姫殺人事件のfishmuttonのレビュー・感想・評価

2.8
なんだか愉快な映画でした!
中華ファンタジーミステリーって感じだった。

突如現れた飛天の壁画と相次ぐ死人に「飛天(天女)の呪い」が噂される。真相を探るべく、判事・狄仁傑は軍都尉・瑞環と共に捜査を始める。

地に足着いてない超アクションが愉快だった。インド映画アクションに近いものを感じた。
私はもう少し地に足着いた殺陣の方が好き。
でも、この全体的にわざとらしい感じ、嫌いじゃないよ。CGの安っぽさにちょっと笑った。

ラストの戦いはイマイチ腑に落ちなかった。
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狄仁傑:犯罪捜査するよ。証拠に基づき調査する頭脳派で公明正大な男。腕っ節も立つよ。
瑞環:軍人。女。腕の立つ剣士。「飛天の天罰」という噂による、燕国公の中傷を払拭するために事件を調査。舐められまいとすぐ剣抜く脳筋だったけど、成長するよ。
孟少白:検視官。他殺の証拠は出ず、相次ぐ死はいずれも事故死や自死と判断した。
雲飄飄:雲閣坊の舞伎。「天外飛仙」の舞の最中に死亡。「天外飛仙」を燕王の前で披露する予定だった。
秋女将:雲閣坊の舞伎の女将。がめつい。
黎落羽:雲閣坊の舞伎。飄飄が燕王の前で舞をすることになり、花形舞伎の座から転落。「天外飛仙」は、本来落羽の舞だった。
賀子文:絵師。飛天の夢を見た燕王の依頼で、忠烈祠に飛天の壁画を描く。しかし描けども絵は消え完成しなかった。ある晩、忠烈祠に点る明かりを不審に思い足を踏み入れると、飛天の壁画が浮かび上がってきた。
刁三翁:雲閣坊の総教習。飛天の壁画が浮かび上がってきた晩、鏡湖に落ちて死亡。
胡:狄に仕える女。麺だしたりお茶出したり。
燕:戦功を立て国王となる。死んだ瑞環の父は部下だった。瑞環の義父。
滄門:毒の扱いに長けた一族。皆殺しにされた。
毒仙人:五毒谷に住む、毒の知識に長けた人。


「共に湖を歩み 月を見て 雪を踏み 梅を眺める」って詩人だなあ。風流の極みじゃんと思った。

でも何故瑞環が昏倒したのか私にはわからなかった・・・掌底食らって倒れただけじゃない?気でも込められてたの?経脈逆流って言ってたし。うーん、解せぬ。
盛り上げようとした割りに、ラストバトルは盛り上がらない印象だった。
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