Harumi

決戦は日曜日のHarumiのレビュー・感想・評価

決戦は日曜日(2022年製作の映画)
3.5
宮沢りえが可愛くて綺麗で、憎めない奔放な役柄にぴったり。窪田正孝も、淡々とした秘書役がすごく良かった!

選挙の話ですが、選挙以外にも当てはまりそうな場面あり。
前例踏襲、事なかれ主義、暗黙のルール…
傍から見たらおかしいことでも「その世界」では当たり前。新参者が声を上げてもかき消されてしまう。まともな人は嫌気が差して離れていくため、結局今までのやり方に沿った人間しか残らない。
私も以前、学校のPTA役員をしていたときに経験あります。

有美もそんな古い体質に嫌気が差し、当選確実と言われている中、落選のために奮闘するのですが、思い切った言動を取るほど逆に支持されてしまう。悪名無名に勝るとはこのことだなぁと。
人は綺麗ごとより毒を求めるものなんですね。元議員の暴露系Youtuberを思い出しました。

原作ありの作品が多い昨今、貴重なオリジナル作品。テンポよく展開していき、ダレることなく最後まで楽しめました。続編もぜひ制作していただきたいです。
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