ぱんだ

バーダー・マインホフ 理想の果てにのぱんだのレビュー・感想・評価

3.5
T34のイェーガー大佐に恋して、ヴィンツェツ・キーファー出演作品を観ているのですけれど、ようやくたどり着いた本作。

とりあえず「長い」
尺が…長い…2時間40分くらいある…アイリッシュマンでも思ったけど、人間の集中力は120分限界だと思うんですよ…

私、さっぱり知らなかったのですが、ドイツでも70年代は学生運動から端を発した赤軍のテロは盛んだったんですね。
日本赤軍も相当暴力的だと思ってましたが、ドイツ赤軍それ以上でビビります…。

はっきり言って、テロリズムに手を染めた時点で彼らの大義名分なんて💩と化したと思うんで、やっぱ💩は彼らだと思うわけです。
どんなに立派なこと言っても💩です。
日本赤軍も💩です。

民主主義が確立した国においてのテロリズムは💩。
独裁政権下ならいざ知らず武力でどうにかしようとする姿勢が💩。

そんな💩たちの活動を2時間40分見せられる本作。
製作陣がわりと中立な立場で作ってるのが、まだ救いでした。

幹部メンバーが逮捕された後に、独房でどんどんおかしくなる様子を見てると、暴力の麻薬的な依存性に怖くなりますね。
いや薬もやってたのかもしれませんけど、それでも虐待とか見てるとやっぱ他人に圧倒的な暴力を振るう行為って興奮してヤバイんだなぁと思いました。

なんにせよ、私はハッピーで平和に暮らして、緩慢な死を迎えたいと強く感じた本作でした。

お目当てのヴィンツさんはベッドにお誘いされて、テレ笑いしたり可愛かったです。
ぱんだ

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