バーダー・マインホフ 理想の果てにの作品情報・感想・評価

「バーダー・マインホフ 理想の果てに」に投稿された感想・評価

KAIMAR

KAIMARの感想・評価

3.9
1960年代後半~70年代を中心にドイツを震撼させた極左組織RAF(ドイツ赤軍)の実録大作。近代ドイツ史で最もタブーとされるRAFの誕生から活動等が全て描かれている。 かなりヒッピー文化っぽいヌーディストが序盤出たり後半は活動内容が変わって行く様が楽しめたというより 考えさせられた。 何の思想を求め何ゆえテロや暗殺をしたか。。ー。。 150分とかなり長いがみる前に、少し予備知識であらすじや、ストーリーを見ておいた方がより一層、知れて映画は楽しめる。
ぐ

ぐの感想・評価

3.1
冒頭ヌーディストビーチからでびっくり。テロを非難肯定するでもなく事実として臨場感のある手持ちや追いのカットで表現。反戦の意識が暴力的な批判に直結するまでの個々人の背景が描かれておらず時代考証としての性質を見せたかったのではと思った。
あの頃は全世界的な流れだったのか
何故、最終的には武力闘争になるのか
知りたい。
1960年〜70年代にかけて存在したドイツ赤軍の中心メンバーと関与した様々な事件を描いた作品。

ヴェトナム戦争への反発や行き過ぎた資本主義への反発などから世界各地で学生運動が起こっていたころのドイツが舞台?当初は世の中に疑問を持ち変革したいと思っていた若者が次第にエスカレートし、ドイツ赤軍の初期メンバーが逮捕、投獄、「殉職」していく中で、最終的には初期メンバーのころよりもエスカレートし、冷酷なテロ集団へと変わっていく様が克明に描かれていた。

不気味なエンディングシーンのあと、エンドロールでボブディランのBlowin' in the windが流れていることで、何とも言えない気分になる。
アトミ

アトミの感想・評価

3.5
70点

正に「理想の果て」だね。

現在の日本のあの政党やこの政党見てりゃ、昔から「理想郷の域を脱してない」のが笑える。
「極」なら尚更。
もうコントの域。不条理コント。
だから面白いのだろうね。

暴力には暴力で立ち向かうという事も時には必要なこともあるだろうが、そもそもがバカだから仕方がない。
だから統制が取れないのも仕方がない。
2世代、3世代と「本質とは言えないもの」が受け継がれてしまったのも仕方がない。

そもそもが「祭り」なんだから。
早かれ遅かれ、結論は変わらなかっただろう。

時代の、または政治が産んだ被害者とも言えるかもしれないが、音楽で革命を起こしたボブディランで締めくくるのは何か違う様な気がするし、サントラで少し「カッコ良く観せる」のには少し違和感が残る。
コントで殺された人々はたまったもんじゃない。
幸せな不幸せにみえるのはボーッと生きているからなの、いつの世だってシンデレラが羨ましい
Zealot

Zealotの感想・評価

4.5
☆ アクション/ 伝記/ 犯罪/ ドラマ/ 歴史/
  スリラー
りーん

りーんの感想・評価

3.6
またひとつ勉強になった。
ベトナム戦争時のドイツで起きた学生たちの運動から、ここまで大きく…
「警察国家」の影響もあったのかな?
運動はテロに変わり、どんどん残酷なものになっていく。
「1つの石を投げれば反抗。だが1000個の石を投げればそれは政治的行為」
…みたいな言葉が印象に残ってる。
爆破や銃撃が生々しくて、彼らと何ら関わりのない人もいたろうになって考えちゃった。
見方を変えれば革命家はテロリストに。
初代が獄中の間、次世代たちが動き出すけれど状況は悪化するばかり。
なんだか虚しく感じた。

全体的に豪華なキャストだった。
キーファーさん見たさだったけれど、予想外にフォルカーさんとトム・シリングさんもちょこっと出ていて嬉しいびっくり。
ぱんだ

ぱんだの感想・評価

3.5
T34のイェーガー大佐に恋して、ヴィンツェツ・キーファー出演作品を観ているのですけれど、ようやくたどり着いた本作。

とりあえず「長い」
尺が…長い…2時間40分くらいある…アイリッシュマンでも思ったけど、人間の集中力は120分限界だと思うんですよ…

私、さっぱり知らなかったのですが、ドイツでも70年代は学生運動から端を発した赤軍のテロは盛んだったんですね。
日本赤軍も相当暴力的だと思ってましたが、ドイツ赤軍それ以上でビビります…。

はっきり言って、テロリズムに手を染めた時点で彼らの大義名分なんて💩と化したと思うんで、やっぱ💩は彼らだと思うわけです。
どんなに立派なこと言っても💩です。
日本赤軍も💩です。

民主主義が確立した国においてのテロリズムは💩。
独裁政権下ならいざ知らず武力でどうにかしようとする姿勢が💩。

そんな💩たちの活動を2時間40分見せられる本作。
製作陣がわりと中立な立場で作ってるのが、まだ救いでした。

幹部メンバーが逮捕された後に、独房でどんどんおかしくなる様子を見てると、暴力の麻薬的な依存性に怖くなりますね。
いや薬もやってたのかもしれませんけど、それでも虐待とか見てるとやっぱ他人に圧倒的な暴力を振るう行為って興奮してヤバイんだなぁと思いました。

なんにせよ、私はハッピーで平和に暮らして、緩慢な死を迎えたいと強く感じた本作でした。

お目当てのヴィンツさんはベッドにお誘いされて、テレ笑いしたり可愛かったです。
bijyo

bijyoの感想・評価

4.0
失敗した革命映画が好きだ。
研ぎ澄まされた集団思想は正しかったとしても、人間には使いこなせない思想なんだろう。


世界中の赤軍映画を観たい。
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