とらキチ

カダラムの征服者のとらキチのレビュー・感想・評価

カダラムの征服者(2019年製作の映画)
4.2
第2回インド大映画祭①
またもや転がされる!サスペンスアクション作品!
クアラルンプールで働く医師ヴァースの勤務する病院に意識不明、重体の謎の患者が搬送されて来るが、ヴァースの身重の妻も誘拐される。誘拐犯の要求は妻と引き換えにその重体患者を院外に運び出す事だった。誘拐犯の目的は?重体患者の正体とは?
コンディション的な問題もあって、序盤〜中盤にかけて睡魔に襲われたが(苦笑)、インターミッション前、ストーリーが一気に動き出してからは、すっかり目も覚めて、入り込んでいけた。
医師と殺し屋、本来なら交わる事のない者たちの関係性が見どころ。決してわかりやすい友情ではないが、受けた恩義に対してキチンと借りを返すという姿勢がカッコイイ。そしてラストにはホロっとさせられる。
途中の劇伴、挿入歌がこれまたカッコ良くて
♬ カダラムの征服者!♬ カダラムの征服者!(邦訳詩です)
ってところでメチャクチャテンション上がって、マスクしながら口ずさんでいた(笑)
主演のヴィクラムさん、個人的には「マッスル 踊る稲妻」以来のはずなのだけど、風貌が違いすぎて「本当に同一人物?」感が否めない。それはそれとして、アクションはなかなか素晴らしいモノがあった。さらには、普段の佇まいからカッコイイ!クアラルンプール市街地での派手なカーアクションも含め、スタントコーディネーションが素晴らしかった。エンドロールでメイキング映像を流してくれて、その様子が伝わってくる。
やっぱりエンドロールにメイキングを流してくれるのはイイね!
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