じゅんふう

べイビーわるきゅーれのじゅんふうのネタバレレビュー・内容・結末

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

女の子が銃持ってる作品への期待感を裏切らない、それどころか上回って提供してくれて、めっちゃ最高!!の作品です。

ステゴロが強く向かうところ敵なしなのに社会不適合者でコミュ障でアルバイトの面接すら全部受からないまひろ、
忘れ物が多く落ち着きなく、体術は不得手だがなんとか社会には馴染める程度のコミュニケーションができるちさと。
こういった凸凹バディが出てきただけで、テンションは絶対上がるに決まっています。

バイトや生活すらギリギリで基本的にだらだらとした生活感の二人が仕事(殺し屋)モードに入ると一気に目つきと空気感が変わる感じとか、オタク、こういうの好きでしょって提供されているようで素直に喜んでしまう。

二人が部屋でだらだらと過ごしているシーンとか、生活や会話のリアル感、あと二人の喋り方の自然体、喧嘩したシーンから仲直りのシーンまで、
そこから最終決戦に向かう流れは最高すぎて国宝かと思う、レベル。

で、二人で過ごしていたゆるい生活から一変して銃を放ちまくる二人、最高のアクションを魅せてくれるまひろ。
アクションがとにかくすごすぎる。今まで見たアクション映画の中でも上位に入るぐらいに見応えがあって食いつくように観てしまった。

あと、ヤクザの娘である秋谷百音さんの演技が素晴らしい。狂っているけど出すぎていない面白さで、出てくるだけで「面白いことが起こるな」ってことがわかる楽しさ。どうやったらこんなキャラクター思いつくんだろうってぐらいケレン味あふれる仕上がりになっていて、滅茶苦茶面白かった。

細かいネタの粗はあるけど、ぶっ飛ばすぐらい面白く印象強い作品でした。
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