いいか!!!期待するな!!
でも伊澤彩織の名前だけ覚えて帰れ!!!!
ベースはバカリズム脚本の「架空OL日記」に近い女子高生版。
カフェとかに入ると聞こえて来る女子高生達のだらだらした話ってあるじゃないですか。
その感じまんまの本当にどうでも良い話だったり、大人になるとその発言失礼じゃね?ってこともなんか10代の子が言うと生意気〜(笑)って許せちゃうことだったり、これムカつかね?のあるある話だったり、そう言う日常の中に「殺し屋」と言う異質さが挟み込まれたストーリー。
練り込まれた盛り込まれたって言うより「挟み込まれた」って言う表現が一番しっくり来るのではないでしょうか。
本開いて、あ、栞付いてる。くらいさりげなく日常ベースに「殺し屋」が挟み込まれているのですが、そこの帳尻を取るための悪役サイドのキャラクターがまあああああ寒い。まじで寒い。
親玉の息子なんか「斉木楠雄のψ難」の燃堂にしか見えないんだが。あの情けないキャラなのに情けなさの見どころが一つもないのは勿体なかった。と言うかブラックジョークがことごとく滑ってて見えやすい毒に逃げてるところが、残念。
そして、あれ?この映画95分だよね?と思うくらいとろい。たるい。会話のテンポが悪い。
たらたらたらたら話した後に、唐突に一気に盛り込まれる説明台詞、寒いブラックジョーク、殺し屋は?アクションは?と期待した殺しのシーンが来たと思ったら、またたらたらたらたらたら、寒いブラックジョーク、おもんない。なんかもう観るのやめよっかなーと思う。まあ、待て。
まじでテンポ感悪いし、ブラックジョークはおもんないし、説明台詞は台詞回し下手だし、悪役は寒いし、でもラスト14分の伊澤彩織のアクションで何もかもが全て許せるし耐えたものだけが見られるサプライズだと思うくらい伊澤彩織に胸ぶち抜かれる!!!!!!
アンジェリーナジョリー?ミラジョヴォヴィッチ?ハーレクイーンもジェダイもキャットウーマンも居ないけど、日本には伊澤彩織がいるじゃないか!!!!!!
いいか!!!期待するな!!
でも伊澤彩織の名前だけは覚えて帰れ!!!!