ドラゴンボール超 スーパーヒーローのlololoのネタバレレビュー・内容・結末

最近ドラゴンボールのゲームの実況を見て、ピッコロさんが好きになったので、その活躍を見られる劇場版を見ることに。

正義の反対はまた別の正義、というのをドラゴンボール風にやるとこういう感じになるんだな〜と。
（ただ、ドクターヘドと人造人間たちが「いい奴じゃないけど悪い奴じゃない」のが割とわかってる状態で共闘するので、その辺りのカタルシスは本編には敵わないなと感じた。ピッコロやベジータは仲間になるまで圧倒的に悪いやつたわったからこその高揚感があった。）
本編の主人公、悟空が独断ヒーローになりたがっていたわけではない作品で「スーパーヒーロー」を題材にしてるのも興味深い。

シリアス要素はありつつコミカルタッチな雰囲気も多く、暗くないのがよかった。
エンドロールで流れる曲がマーベルっぽいのまさに「スーパーヒーロー」でようございました。



パンを鍛えてあげる、レッドリボン軍に潜入して適当な芝居を打つ、パンと協力して誘拐をよそおう、悟天とトランクスに大きくなったなってニヤリとする、フュージョン失敗したトランクスと悟天に引いちゃう、敵だった腎臓人間の遺体を踏もうとするセルに「やめろ」って叫んで最初に飛んで行く、悟飯に「自分を信じろ」って言う、悟飯の最後の魔貫光殺砲に「悪くなかった」って言うピッコロさん、ドクターヘドに「スーパーヒーローだ」とか「いい奴じゃないけど悪い奴でもない」って言うピッコロさん…。「子どもの迎えに行けないほど仕事をするのか？」的なセリフは世の中の全ての子育て人に響くセリフでは？パンとグータッチしてるのとか可愛すぎる。
「ありがとう」の代わりに「すまんな」と言ってしまうところとか、人造人間に「お前は悪い人間じゃない、馬鹿な命令に従っているだけだ」ってちゃんと物事の本質をついてしまうところは、この人の変わらない人柄なんだろうなぁと感じた。
最後ゴジラvsキングコングみたいなでかいヤツ同士の戦いになってたのすごい。方腕切られちゃったの痛そうすぎた。作戦を思いついたってピッコロさんが言ってたの、「自分がデカくなってセルにボコボコにされてるのを見た悟飯が覚醒する」まで加味したものだったら相変わらず合理的に自己犠牲を実行する人すぎて辛い…。

神龍がピッコロさんに敬語使うの好き。デンデも大好きなので出てきてくれてよかった。
こっちのトランクスは「面白そう」ってセルマックスとの戦闘に参加する普通のやんちゃなクソガキで微笑ましい。



私はピッコロさんが見たくて本作を見たからいいのだけど、クライマックスでチャラヘッチャラも流れないし悟空とベジータもまったく本題に絡まないし、昔からのファンはどんな気持ちで観たんだろうなぁとは思う。