ミサホ

こちらあみ子のミサホのレビュー・感想・評価

こちらあみ子(2022年製作の映画)
4.3
ポスターの大沢一菜さんの眼差しが強烈でずっと気になっていた作品。

いや〜良かったな。
内容は重いけれど、個人的にはなんとなく元気をもらえる作品だ。しかし、劇中のあみ子を取り巻く大人たちは一様に疲弊し、あみ子を遠ざけようとする。

ADHDかな
いわゆる発達障害

あみ子がその傾向を持っていると分かっているはずなのに、その無邪気さに傷付けられる。悪気なんてもちろんないし、あみ子なりの正義感と価値観でやったことが大人たちの人生を揺さぶる。

終盤、あみ子がつぶやく なんで妹って教えてくれなかったんだろ…って台詞が切なかったな。

あみ子を演じた大沢一菜さん。
少年時代の柳楽優弥を思い出させる。
ボーイッシュなルックスと自然な演技。
すごいな。すごい子が出てきたな。

それから、あの坊主の同級生。
あみ子のことが好きなんだ。その奔放さに他にはない魅力を感じたのだろうか。他の男子よりも目の付け所が違う。

あみ子と坊主。
恐ろしいほどの掛け合い。
うまいな〜。

このふたりのケミストリーで
0.5の加点だい!

あみ子のたった十数年の人生は、ことごとく別れがつきまとう。最後には“おばけ👻”ともお別れ。

でも別れがあれば出会いもあるよね。
あみ子、がんばれ!
ミサホ

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