上手いこといかないもんだなぁ…人生は。という悲しさがず〜〜っと漂う映画でした。
マット・デイモンがそりゃあもう、うだつの上がらない…という言い方は違うか…不器用？な父親役で。物凄く人間くさいというか、脚色がある映画というモノとはなかなか思えないくらいのリアリティ。つまり普通の人です。それがどうしようもなく…寂しげでして。その人がフランスで投獄されている娘の無実を、父親であるがゆえのやや盲目的な視点でもって信じて真実を追うという話です。
なんやかんやと助けてくれるフランス人の家族との交流が、明るい雰囲気で描かれて、そのシーンがめちゃくちゃ良いのですが、ふと画面を見たら映画の残り時間が結構あるとwつまり…もう一山あるなこれは…と予想しちゃってからは、やっとこさ浮上した陽な展開が降下する事が何となく分かっちゃって、ラストの展開は直視できませんでしたね。悲しすぎ。
良い映画…とは違うけど、印象的な作品だったのは間違いないです。しんどいけどね。
