oden8

ジャッカルのoden8のレビュー・感想・評価

ジャッカル(1997年製作の映画)
4.3
おかんの影響で好きになった"ジャッカルの日"のリブート版。

本家よりもアクション要素強めな印象。
面白さの類がちゃうけど。双方にそれぞれの良さがある。
こちらの作品は、今回が何度目の鑑賞かな。

依頼されたら"じゃっ♪狩るわ💕"ぐらいの勢いで、標的を狙う冷酷非情の殺し屋さん。
そんな彼を、若き日のブルース・ウィリス師匠が怪演。彼の静かな瞳と落ち着き払ったお声は…
観ている僕まで"ジーザス・クラ〜イスト"と呟いてまうよね。
そして、いろんな髪型のブルース・ウィリス師匠を披露してくれはるのも楽しみの一つ。師匠のヘアカタログが作れそう…。

ジャッカル氏の仕事の手際が良過ぎて、トントン拍子に話が進んでいくのね。
この年代のアクション映画の王道を闊歩する展開。それすらも、おかんの手料理の様に哀愁と愛着に鼓動が高まるんよね

観る者を飽きさせない脚本も、この時代の作品にしては嫌な古臭さは感じない。
excuseで、火薬の臭いと"ジャッカルの日"リスペクトで判断が麻痺ってる可能性は多いにあるが…。

ジャッカル氏のお仕事を阻もうとする、露·米·元愛による多国籍チームの面々。
彼らのキャラも立っていて、よりジャッカル氏の強烈な魅力を引き立てくれるんですよね。
一つ、苦言を呈するなら。リチャード·ギア氏はお顔立ちが甘過ぎるんとちゃいますかね。

ジャッカル氏の嫌悪感MAXなクールさと。終盤に魅せるニヒルなスマイルは永遠に色褪せることはないだろう。

"お前は女も守れない"
by ジャッカル
この言葉が、僕にもトラウマになりそうなくらいに。
狡猾な仕事ぶりを魅せてくれます。

cast(役者·キャラ) 5
story(物語) 3.5 
architecture(構成) 4
Picture(画) 5(殺し屋二十一面相)
acoustic (音) 4
22-295
oden8

oden8