パピヨン

前科者のパピヨンのレビュー・感想・評価

前科者(2022年製作の映画)
4.0
岸善幸監督は自分、「あゝ、荒野」がとっても好きなんです。
森田剛は以前、「ヒメアノ~ル」と言う痛さ伝わる作品がありますね。
有村架純は近年、「花束みたいな恋をした」でホームラン打ってます。
若葉竜也は「街の上で」で、磯村勇斗は「ヤクザと家族」で各々が映画俳優としての印象を強くしました。
佳子(有村架純)は、3年目の保護司としてやりがいを感じています。いろいろな“前”を持った人のため、日々のかなりの比重を割いているのです。現在担当している物静かな誠(森田剛)は、保護観察満了が間近でした。誠は職場の同僚を刺殺した殺人罪で、6年の実刑を受け真面目に更生に向けて歩んできたのです。そんなある日、誠が忽然と姿を消してしまい、その上再び警察に追われる身になってしまったのです。ちまたで騒がれている連続殺人事件との関連は?誠の身に何が起こっているのか?そして佳子が若くして保護司になった過去とは?
この“保護司”は民間ボランティアだそうで、法務省の管轄のもと“保護観察管”と協力し、非常勤の国家公務員として無償で、様々な更生の手助けを行っているそうです。うわーこのボランティアは、いろんな意味でかなりヘビーだな~。前のある人の人生を左右する程のコミットメントだし、いろんな知識と経験があって初めてサポート出来ると思いますから。
森田剛の泣きの演技は右に出る者がいないと確信してます。
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