ぶちょおファンク

ドラえもん のび太と雲の王国のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2 終盤★2.5

見どころ
◯“雲に乗りたい”という人類の原始的欲求のファンタジー。
◯過去作とのコラボ的な展開。

気になる点
●OP曲の映像にCGアニメを取り入れているがまだ当時の技術が拙い。
●王国を作るにはお金が必要…ということで“株式化”するのはあまりにも“夢”がない…。
●普通“天国(天上世界)”に来てしまったら「自分は死んだ…?」とまず疑うもんだが…。


☆総評
オトナになると野暮なツッコミしながら観てしまうが、雲に乗るとかを子どもはワクワクし単純に楽しめるんだと思う。

同芝山監督の過去作『のび太とアニマル惑星』(★1.5)でもヒトによる環境破壊を問題にはしていたが、
今作はよりそういった大人が考えさせられる要素に切り込んだメッセージ性のある物語で楽しめた。

ただ自分はドラえもん映画に“冒険活劇”を求めてしまうのでその面でやや物足らなさを覚えるが、
幅広い層で楽しめる作風は評価に値する。


2023年33本目(+短編4本)