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梅切らぬバカのぴろぴろのレビュー・感想・評価

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
3.6

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
我が家の庭にも梅の木があるので、この言葉はよく耳にする。
桜は剪定すると枯れてしまうこともあるみたいだけど、逆に梅は剪定しないと花や実の付きが悪くなるみたい。
どちらも春を知らせる美しい花を咲かせる木だけど、それぞれお世話の仕方、特徴が違うんですね。
忠さんにとって、どんな人生が1番幸せなのか。
この忠さんを演じた塚地武雅が上手い。  演技の幅が広いんだなぁと思った。
そして加賀まりこが、自閉症の息子を抱え自分のいなくなった後の息子を案じる老いた母親を好演。  54年ぶりの映画主演だそう。
勝手に「海洋天堂」の様なイメージを持っていたけど、こちらはもっと日常というか身近にありそうな、そしてこういう人いるなぁと思う登場人物たち。    
大人になると、凝り固まった考えに偏りがちで、隣に越して来た少年との交流がとても良かった。
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