スペイン映画リメイク。
観る人によってはただの午後ロームービーになりそうだけど、個人的には演技モノとして堪能できた。
ドラマをこねくりまわさず、父と娘の絆にスポットを当てたのが割かし良くて、ご都合主義を目立たせない役割を果たしていたと思う。
タヌキ顔の娘ちゃんがホント父性本能をくすぐるんですよ❤この子の演技も抜群に上手い👏
ご都合主義で死ぬ人、ご都合主義で傷つく人、諸悪の根源が無傷なのは映画的には正しいとは思えないけど、父親目線で見ると爆裂感情移入出来る。
何も出来ないというジレンマが椅子から動けないというシチュエーションと合致していてヤキモキさせられた。
不条理に対して怒りわめき散らすシーンが少なく、娘の前で情けない姿を見せるということに自分を犠牲にしてでも助けたいという気持ちを強く感じました。
悪役が多いイメージのチョ・ウジンの追い込まれ演技が良かった。