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英雄の証明のシネマのネタバレレビュー・内容・結末

英雄の証明(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

イラン/フランス合作映画

監督が伝えたかったテーマとは違うのかもしれないけど、誰が一番の加害者、被害者なのか…を考えながら観終えた

自分の中での結論は一番の加害者は話の中でしか登場しない、お金を持ち逃げした共同経営者(なぜこの人は刑務所に入らなかったのだろう…入ってるけど、登場人物として出てこないだけ?)

そしてダントツでの一番の被害者は主人公の息子でしょう…
あれほど酷い吃音は聞いたことがないし、自分も彼ほどじゃなかったけど、子供の頃「どもり」があったな…🥲

主人公がイケメンだったから、最後まで観られたけれど、イライラしながら観た
周りを巻き込む、一族に1人はいる困った男の親族というか…うちの場合は○○おじさんだな…みたいに顔が浮かぶ(苦笑)

借金返済までが刑期なの?
休日があって家に帰れるとか、のんびりしてる感じ

お金貸した方に凄く同情した…娘の持参金まで手をつけないといけなかったとか(持参金が無いとダメな社会なのでしょ?)…なぜ、あそこまで叩かれるのかが、イラン特有なのだろうか…と
借りた方が偉そうだし…

姉一家にも甘えすぎ…義兄がお金を貸さなくて良かったよ
中国で「弟のいる女性は妻には選ばない」という風潮が最近あるという、先日読んだネット記事を思わず思い出した

主人公が借金で刑務所に入ってるけど、確か他の国の映画でも観たような…トルコ?イスラム教の考え方にあるのかな
持ち逃げした人は刑務所に入らないのかね…持ち逃げしたお金を返すまで出られないという風にすれば良いのに…
そうすれば連鎖的に解決しそうな気もするが…

主人公の姉と婚約者と子供が陰日向に頑張っている様子に胸熱だった
主人公が気づいてないし、感謝の様子も感じられなかったのが最後まで滑稽だった

髭を残して丸坊主にするのも…髭は残すんだ…

イランの風習というか習慣というか、そういうのが興味深かった

主人公を最後まで好きになれなかったけど、映画としては良かった
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