喵來

インフル病みのペトロフ家の喵來のレビュー・感想・評価

インフル病みのペトロフ家(2021年製作の映画)
3.7
映画館で見逃して
でもコレ長くて確実に寝てたなきっとな

手法も音楽とかもモダンなのにやってることが「古き良き」
物事には全て終焉があるが、コレは死んでも逃げられない
暴力も死も軽く扱われるからこそのダークコメディ要素
でもそれはそれとして家族の在り方の普遍も

90年台頭、揺れる政権。テトリスのちょっとあと。子供はゲーム〜
ロックが至るところで流れてたり、民間が武装してたり、私刑の多発、人々の不幸、全て矛盾した公のセリフ。何一つ明確なことがない「かもしれない」の連続
最初から絡んでくる旧友ちゃんも過去の全ても現実かわからない。しかし過去の回想は無駄に長くて退屈だった。でも繋がった瞬間が面白い
コレもまた全て幻想なのかな?
主人公ちゃんの俯瞰的視点もあるからほんとわからん

図書館の、服をコロコロ変えながらセックスするとこ良きだった
すべての物事への漠然とした不安を体現しているママンが最高
時間の経過を一画面長回しで表現するのもいい
舞台のようだ
現在と昔と未来が行ったり来たり、転換がいつだかわかりにくい

歌う入れ歯かわいいのと学校の新年パーティーがハロウィンみたいなのがおもしろい
喵來

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