試写会にて
原題は『Les Olympiades』
パリ13区に位置する高層住宅団地の名前。
主人公のエミリーは中国系だが、パリ13区にはパリ最大のチャイナタウンがあるとのこと。
3つの原作から構成され、
エミリー、ルームメイトのカミーユ
大学に復学したノラの3人がオムニバスのようでいてそれぞれが1つの物語へと絡み合っていく。
パリの若者達のセックスと恋愛のリアルライフを覗かせてもらった感じで非常にユニークだった。
カミーユのことが好きなエミリー、その想いに応えられないプレイボーイなカミーユ、ポルノ女優に間違われるノラ…
それぞれが奔放で自由な魅力を放っている。
個人的に好きなのは"アンバー・スウィート"のエピソード。2人が心を通わせていくシーンは見ていてドキドキする。
全編モノクロのため、あえて生々しさをなくしてセックスシーンもサラッと見れる。
ラストのまとめ方も非常に軽やかで、新しい一歩を好きな人と踏み出す人達を応援したくなった。