人生いろいろ
男もいろいろ
女だっていろいろ 咲き乱れるの
いまいち消化できない帰り道で、突然の島倉千代子…
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序盤の、やりたいことが定まらない、
投げ出しては新しいことを始めていく感じは良かったんですが、
途中から「この人、男が生活の中心になってやしないか?」
(もしくは、自己の悩みを男で誤魔化そうとしてないか?)
と感じてしまい、萎え気味に…
けして自分が品行方正なわけではないんだけど、
次に行くなら前の関係は清算してからにしましょうよ…とか
ノリできのこ食べるなよ…とか
子供いらないなら避妊はしっかりしなさいよ…とか
彼女のもつモヤモヤとか焦燥感が全く理解できないわけではないけど
自分勝手でだらしがない人に映ってしまった。
変に利口だからか、自分の中で線引きしてるのも嫌。
人生の脇役ねぇ…
この人の人生の主役には誰がいるんだろう?
理想と違っても、パッとしなくても、
自分の人生の主役は自分だと思うんだけど。
自分は、諦めて受け入れて落ち着いたタイプだけど
諦められない人は、追い求めるしかないのでは。
「隣の芝生なんか見ちゃだめよ」というのは、
樹木希林さんの言葉だけど、
もしかしたら、パートナーってのは、
うまくバランスが取れないと、
一番劣等を抱きやすい相手なのかもしれないなぁ。
そして、良くも悪くも、自分の写し鏡みたいなものなのかも。
結婚や出産に前向きな雰囲気じゃなかったから
一旦独りになるって選択肢はなかったんだろうか。
辿り着かない理想の自分探しをするのかと思ったら
紆余曲折あって、時間も心もそれなりに費やしたけど
後半は“人生ってそんなもんだよねぇ”と
やっとしっくり気た感じ。
そんなこんなで、オスロの景色はまったく記憶に残らず(笑)
最後に音楽を「川の流れのように」に切り替えまーす。
◆独り言
なんか書いてて、自分が堅物へそ曲がり女みたいだな(笑)
間違ってないけど。
みんながどこに共感を覚えたんだろう。
なんにも起こらない、淡々とした話は嫌いじゃないけど、
なんでこんなに受け入れられないのかと思ったら、
縁を切った男にだらしがなかった友人の話を
みてるみたいだったからかもしれない(苦笑)
こういうことあまりないけど、見なきゃよかったな。
早く記憶から出てってほしい。
この映画、共感の有無じゃないところに魅力があるんじゃないかと思うけど、ユリヤのキャラクター設定が日本人の感覚でいくと好き嫌いが分かれちゃうのかな。
異なる着眼点がなかったかと考えるも、「ユリヤ苦手だわ」に戻ってしまう(笑)