北の友

わたしは最悪。の北の友のレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.7
「15世紀の女性の平均寿命は35歳」なんてセリフがグサリと刺さる、倍も生きてしまったおばーちゃんだが。この時代の女性は自分の人生これでいいのか?なんて考えていたのだろうか。ねえ、今は人生100年もあるのですよといったらこの時代の女性は何と返してくるだろう
鑑賞レビューをチラ見しても年代で感じ方が随分違うしそれは当たり前だと思う。
大好きな「パターソン」は一冊の詩集を読んでいた感じだったが各章に分けて進む手法は一冊の小説を読んでいるようだ。幸せになりたい自分の人生の主人公になりたいと生きているが他人からみればテキトーに見えるのか、愛する人と暮らしても必ず「違う、何か」が顔を出す。年代を重ねれば「ノマドランド」につながりそう。普通に生きればいいと言われても出来ない。人に決められない自分で選んで行くことが軸なのだ。そして脚本が素晴らしい。ノルウェーやデンマーク、スウェーデンのロケ地が好き、ユリヤの演技も素敵、アクセル(どストライク😂推しです。医師、ミュージシャン😳!)庶民にあたえられた娯楽だった映画は今、は観ていた人達で作り上げる文化に変わろうとしてる。あと何本鑑賞できるだろうか
日本もグローバルな世界で変わって素晴らしい作品出来るといいな
何とかお願いしますと日本政府に言いたい🤗
北の友

北の友