映画好きの柴犬

わたしは最悪。の映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.8
レナーテ・レインスヴェがちょいちょい松本若菜に見える

 アラサー女性の恋愛・結婚・出産・家族・仕事にまつわる自分探しを、時にファンタジックに、時にシリアスに描くロマンチックコメディ。

 主人公ユリア(レナーテ・レインスヴェ)は、よく言えば自立していて奔放、悪く言えば自己中。魅力的ではあるけど、付き合うにはちょっとめんどくさいタイプかも。でも、映画はそんな「最悪」な彼女を肯定的に捉えている。

 彼女の定まらない心を表したかのような、現実とファンタジーの間のようなちょっと不思議な感覚の演出が、なんか心地よかった。