今年上半期アホほどバズった「PUI PUI モルカー」の劇場版。内容としてはテレビシリーズ全12話の一挙上映という構成。全12話だけれど3分無い位なので40分ぐらいで終わっちゃう。
存在は知っていたけれど未視聴の自分にとってはアニメ全部見れる今作はモルカーの世界を知るには打って付け。
初めてしっかり見たけれどこの「モルカー」、色々な映画のエッセンスが詰め込まれた作品。殆どの娯楽映画のジャンルはカバーしているかも。
マッドマックス、インディージョーンズ、BTTF、AKIRA、ゾンビ、カーアクション、スパイ、更にサメ映画。元ネタを考えながら見るのも楽しかった。
個人的には猫ちゃんが出てくる「ネコ救出大作戦」のワチャワチャ感はめちゃくちゃ好きだし、「モルミッション」の2分40秒の尺とは思えない程の詰め込まれた内容(スパイとロボとサメ)、煙を綿で表現するという演出方法の素晴らしさが最高だった。
欠点といえば新規映像は無いのでアニメシリーズ既に見たことある事は目新しさは感じないかも。目新しさは無いけれど劇場の巨大スクリーンに映し出されるモルカーの動きや表情を存分に楽しめるし、プイプイボールを鳴らしながら見るのもまた一興。家に帰っても気が付けばずっとプイプイボール鳴らしている自分がいる。
