オールド

名探偵コナン ベイカー街の亡霊のオールドのレビュー・感想・評価

4.0
繭と継承。
貴族制が寡頭制になるのも、民衆制(あえて衆)が衆愚制になるのも、主権者の公共心にかかっている。
親子は大事、でも世襲はダメという日本人の言論の矛盾を突きつつ、むしろなにかと断絶、破壊、リセットを求める衆愚制の方こそ危険だと、本作はやんわり伝えている。
公開年は2002年。小泉構造改革まっしぐらの時。脚本は野沢尚。
オールド

オールド