高瀬とうや

キラー・ジーンズの高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
若者に人気のアパレルメーカー、ユニクr・・・CCCはとある新製品のジーンズを売り出そうとしていた。
どんな体型にもフィットするというジーンズ。
その発売日を明日に控え、店員たちは慌ただしく動いていた。
そんな中、主人公が入社(バイト?)する。
陳列の為に社員たちが残業する中、女性店員の一人が無断でその商品を持ち出し履く。
だが、履いた直後から異常な締め付けに苦しみ、締め付けは尚も強くなり、彼女の体をまっぷたつに引き裂く。
女性店員を探す為に他の店員も動員されるが、ジーンズに返り討ちにされる。
死体を見つけた主人公は悪徳店長に相談するが、新発売を数時間後に控えた今警察に介入されたくないと死体を隠蔽する。
人気インスタグラマーが商品紹介の為に来店するが、突如ジーンズはその場に居た人間を皆殺しにする。
難を逃れた店長とインド人店員、ヒロインは「インドで採った原材料の綿を加工中に死んだ女の子の事故が原因でジーンズに命が吹き込まれた」「クリーンをうたっていたユニクr・・・CCCは悪徳企業で安価で他国の少女らを違法にこきつかっていた」と知る。
ジーンズと「ユニクr・・・CCCの悪徳ぶりを世間に明らかにする」と約束するが、自分の保身の事だけを考える店長によってインド人店員は殺される。
そして店長も大量のジーンズに殺害される。
一人生き残ったヒロインは、新製品を購入しようと店になだれ入ってきた客らに押し倒され頭を強打して死んでしまう。
手には真実が収録されてるSDカードを握りしめながら。
店にはジーンズに襲われる客たちの悲鳴がひびきわたる・・・。




ブラック企業で働くと死ぬと教えてくれる親切な映画。

思ったよりもしっかりしたホラーだった。
殺し方も胴体をまっぷたつやら首をしめるやら集団で襲いかかって皮膚をはぎ取るやら結構趣向が凝らされてる。
ただ、ビンディーは既婚女性が付けるものらしいのに、13歳の被害少女がマネキンにつけたのは疑問かな。
まぁもしかしたらインドは13歳でも結婚可能なのかもしれないけれど。

トマトのように人間が「うわーうわー」ただ叫びながら戯れてることもなく、インドで作られたからインドの音楽にあわせてジーンズが躍るコメディっぽさもあるし、ジーンズが何故命を宿したかという説明もあるし、ホラーにありがちな「足を引っ張る悪役」も配置されてるし、なによりユニクr・・・巨大アパレルメーカーの暗黒部分も描かれてるし(※わたしがバイトしていた某アパレルメーカーYの倉庫ではフォークリフトの事故によって死者が出たとさらっと朝礼で言って、おっと誰か来たようd
高瀬とうや

高瀬とうや