このレビューはネタバレを含みます
銃乱射事件の映画として
【静かなる叫び】と比べるのは酷かもだけど、
今作はぜんぜん好みじゃなかった。
🟨【 好きだったところ 】
◯音と画面の狭さだけで
緊張感を作ってるコスパの良さ。
◯観客と主人公だけに理解できる、
ジュリアス=犯人っていう無駄のない描写。
🟥【 苦手だったところ 】
◯母親たちに対して、なかなか
事件が起こってることを伝えない違和感。
◯娘を動じさせないためとはいえ、
妙に落ち着いてる母親。
◯積み上げた前振りと、
ラストの結末が合ってなくて気持ち悪い。
◯良い母親になって貰うために、
みんなが犠牲になったみたいなラストカット。
犯人が迫ってくる緊張感だけで
銃乱射事件がどれだけ最悪かは伝わるのに、
「これからはもっと子どもを大切に」みたいな
余裕のあるテーマ入れてくるから気持ち悪い。
「大切にしようとしても もう遅い」のが
本来の事件であって、
こんなテーマは明らかに
間違ってるんじゃないかな…と思った。
ありがとうございました。